身体運動の実践を理論化し、指導技術に役立てる卒業するまでに、学校現場で活躍できる教育実践力を養います。
体育科、保健体育科は、学習者の発達段階に応じて体つくりや動きつくりを行うこと、健康やスポーツに関する知識を深めること、そして生涯にわたって様々なスポーツ等の活動を楽しめる力などを教育する教科です。保健体育を専門とする教員に求められることは、このような教科指導ばかりでなく、教科以外の体育的活動、課外活動、生徒指導など学校生活全般にわたって児童・生徒と積極的に関わりながらコミュニケーションを取り、豊かな人間力を育成することにあります。
まずは、学生自身がスポーツや健康の価値やおもしろさを分かる必要がありますので、様々な実技や理論科目をしっかりと学習し、体育領域専攻学生としての力量を形成します。 さらに、保健体育の実技や理論をわかる、できるだけではなく、どうすれば児童・生徒に上手に教えられるか、良い保健体育学習の場を作るために何が必要かなどを考えられる力を養成します。 卒業時には、学校現場で活躍できる教育実践力と、その後に自ら学習を続け、教員としての様々な力を身に付けることができる自己教育力が高められることを期待しています。

理論・実技の各科目と指導方法に関する科目を履修し、自身の運動技能を基礎とした体育・保健体育授業での指導力を養成する。
自分自身が運動やスポーツを楽しんでできることと、それらを人に教えたり、伝えたりできることの間には、とても大きな隔たりがあります。
本専攻では、体育・保健体育に関する理論・実技科目を基礎に、体育・保健体育科教育法、スポーツ指導論、体育実技・スポーツ指導実習といった科目群を履修しながら、学校教育における体育科・保健体育科教育に関する学びを深めていきます。
新しい時代の体育・保健体育の授業を創案し、展開できる能力を身につけることを目指して、将来の学校体育を牽引していける教員養成に取り組んでいます。
主な履修科目
- 初等体育科教育
- 中等保健体育科教育
- 運動学
- バイオメカニクス
- 体育原理
- スポーツ心理学
- 学校体育マネジメント論
- 学校保健
- 器械運動
- 陸上競技
- 水泳
- 球技
- 武道
- ダンス
- 体育実技指導実習